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既刊紹介>>子どもたちと一緒に

お地蔵さんの贈り物〜七兵衛と八兵衛の物語




福島 渉

●定価1,000 円(本体価格952円+税)
●A5判、83頁、並製本
●ISBN4-86069-038-9 C0093
●2003年5月1日初版第1刷発行

  瀬戸内海に浮かぶ小さな島に生まれた七兵衛と八兵衛。二人は夢を抱いて浪速に出ていく。魚屋で修行する七は、商売のコツをつかみ財をなすが、大工修行の八は仕事の腕は上がったものの、酒におぼれいつも貧乏。8年がすぎたある日、二人は生まれ故郷の島に一旦帰ることにしたが、お金のないはずの八兵衛がなぜかたくさんのお金を持っていた。不思議に思った七兵衛は八兵衛を問いつめる…。人間の持つ欲と友を思う優しい心の葛藤を描いた小説。

ぼくのおへそ(絵本)




著/かねきよ みさえ
●定価840円(本体価格800円+税)
●B5変型、16頁、上製本
●ISBN4-86069-12-5
●2002年9月初版発行

  おへそに興味を持った僕が、おへその不思議をお母さんにたずねることから、物語は始まる。子どもと親、親とその親、その親とまたその親…命のつながりと命の大切さを伝える絵本。

護鬼の里(ごきのさと)




著/三宅和久
●定価630円(本体価格600円+税)
●A5判、137ページ、並製本4色カバー付き
●ISBN4-906577-95-4 C8093
●2002年2月16日初版発行

 棚田が広がる美しい山里。米作りに励む村の領主に、ある日かわいい男の子が授けられた。その日から村では不思議なできごとが次々と起こった。繰り広げられる、神と人、人と人との壮絶な闘い。鬼影丸と名づけられた不思議な力を持つその子は、父を助け隣国の侵略から村を救おうとするが…。
  第30回手塚賞佳作受賞作家が書き下ろした、日本の伝承を下敷きにした、かつてない奇想天外な歴史ファンタジーの誕生。

●著者プロフィル
・1962年生まれ。博多出身。内科、小児科、漢方医師。
・学生時代は漫画倶楽部に所属。
・ 1985年「天山の少年」で第30回手塚賞佳作受賞。
・1991年よりAMDA(アジア医師連絡協議会)に所属。
  クルド難民、ルワンダ難民、チェチェン難民、アフガン地震、コソボ難民など世界各地の緊急救援活動に参加。活動地は10カ国に上る。
・ 趣味はアニメ、歴史、民族学。 最近は中国雲南省の少数民族地域に毎年通 い詰めている。

あかちゃんの絵本箱〜はじめて出会う絵本ガイド




編/こどもと本−おかやま―
  『あかちゃんの絵本箱』編集委員会
●定価900 円(本体価格857円+税)
●新書版、並製本カバー付き、147ページ
●ISBN4-906577-78-4 C0095
●2001年11月初版発行

 0歳児から3歳児くらいまでを対象に、はじめてふれあう絵本103冊を掲載したオールカラーガイド。
  単なる紹介ではなく、それぞれの絵本を通して子どもたちがどう反応し、どう成長していったかを執筆者の経験を通 して紹介しています。小さなお子さんのいるお母さん必読の書。鳴門教育大・佐々木宏子推薦。

蚕のおくりもの




作/小田由紀子 
絵/ 佐藤定
●定価1,500円(本体価格1,429円+税)
●B5判 上製本 53ページ
●ISBN4-906577-68-7
●2000年11月初版発行

2001年1月13日に行われた、出版記念会での佐藤定さんのスピーチを掲載しています。

 糸くずのような小さな命、でもゴミと一緒に捨てるなんてできないよ! オダさんちにやってきた小さな蚕が巻き起こす大騒動。 「桑の葉っぱはどこにある」「できた繭はどうするの?」 …一匹の蚕を守ろうした幼い兄弟の願いが、たくさんの大人たちの心を揺り動かした。 命を助けてもらった蚕たちが二人に贈ったプレゼントとは。 テレビや新聞でも取り上げられた岡山市内のある一家の蚕騒動が、すてきな一冊の絵本になりました。二人の兄弟を温かく見守った母親が物語を書き、おじいちゃんがすてきな絵を添えてくれたのです。
※ この作品は1999年度岡山市市民の童話賞受賞作「蚕からのプレゼント」 を訂正加筆したものです。

★★作者紹介
・小田由紀子(おだゆきこ) 1960年、岡山県生まれ。岡山大学法文学部卒業。出版社編集記者を経て、現在は フリーのライター。生活のあらゆるテーマにわたって取材、執筆を行っている。岡山 市に夫と長男、次男、3猫の4人+3匹で在住。
・佐藤 定(さとうさだむ) 1935年、岡山県生まれ。岡山大学教育学部卒業。洋画家。行動美術協会会員。絵本、挿絵では『日本の昔話』(日本放送出版協会)、『岡山のむかしばなし』(山陽 新聞社)、『砂鉄の村の民話』(手帳舎)などがある。作者の父。

サンタ島のクロウじいさん




作/うかいまこと
絵/ たかはらゆきこ
●定価1,000円(本体価格952円+税)
●四六判変型/並製本/57ページ
●ISBN4-906577-69-5
●2000年12月初版発行

 こんなサンタクロースの伝説があったのをご存じですか? サンタ島のクロウじいさんは、けがで入院中のサッカー少年サトル君を勇気づけようと約束をします。でも、今年のクリスマスにやってきたのは……ほのぼのと、そして最後はちょっぴり悲しいクリスマスのサンタさんのものがたり。 現役の朝日新聞記者が、子どもたちに託す夢と希望を描いた秀作童話。 幼稚園、小学校低学年から親子一緒に楽しめる一冊です。

>>詳しい内容を見る

笑うと勝ちよ!アップップ


>>この本を特集したサイトはこちら

▼NHKスペシャル「この子と生きる〜ダウン症・命の記録」に登場!
 著者自らが本を朗読する場面が放送されました(2004年4月24日放送)。

著/坂本悠・和
●定価1,260円(本体価格1,200円+税)
●A5判変型、153頁
●ISBN4-906577-46-6
●2000年3月初版発行

 「私のかわいい弟をみんなに知ってもらいたかった」…十歳の少女が、母親と一緒につづった、ダウン症の弟の誕生から一家7人の家族が織りなすきょうだい愛、家族愛にあふれた日々の記録。ほのぼのとして、ジーンときて、そして他人に対してやさしくなれる…そんな一冊です。

医学博士・安藤 忠(大阪府立大学社会福祉学部教授、子どもの城協会ダウン症発達相談担当)
この本を通してダウン症児とその家族の想いが広く伝えられることを願います。
和ちゃんの優しさが心を満たし、家族の暖かさが体全体に溢れてきます。ダウン症を障害児とするとらえ方に疑問を投げかけ、どうして「やっぱりふつう」ではだめなのかと訴える、むしろ兄弟愛、家族愛の本だと思います。この本を読んで、私は、そう「ノンちゃん雲に乗る」(石井桃子)のような良質の文学作品のにおいすら感じとったのです。

・第34回岡山市出版文化賞佳作受賞
・NHK BS-1で特集番組が放映されました!(2000年12月8日)



著者紹介
坂本悠(ちか) 昭和35年、島根県平田市生まれ。島根大学教育学部卒業後、保育園、小学校、幼稚園、大学で教鞭を執る。専門は「表現」「心理学」。現在は日本ダウン症協会岡山支部事務局長。デイケアホーム「たいむカプセル」理事長。
坂本和(のどか) 平成元年、島根県平田市生まれ。坂本家5人兄弟の二女。岡山市陵南小学校在学中。

 
●読者からの感想
表紙がかわいくって買いました。本当にけんたろうくんは障害を持っているのか信じられないです。家族の方たちのあたたかさと、ところどころ笑えたのが、初めの「暗い本かなー?」のイメージをふきとばして、「いい本だな、友達にも読んで欲しいな」と思いました。"チョー、びっくり!!"のところでも笑いましたが、『変な家出』が一番笑いました。今頃けんちゃんは何してるんだろー?(岡山県・Fさん)

本来の家族のあり方を学んだような気がします。この本のタイトルのように人生って“笑うと勝ち”なのかもしれないですよね。一つの壁にぶつかった時、本人、そして家族が一緒にどう対処するかで、生き方ってぜんぜん変わってくるんだなって、そう感じさせられました。(岡山市・Nさん)

賢太郎ちゃんを中心とした家族愛が素晴らしいと思います。最近のすさんだ世の中にアットホームな家庭のある事は、本当にうれしく思います。お友達に5年ぶりにお孫さんが出来たとの事、御祝いに贈りたいと思います。賢太郎ちゃん頑張ってね。(豊後高田市・Iさん)

子供の素直な気持ちが、心地よく思えました。(富田林市・Kさん)


ひとりぼっちのチンパンジー




著/津山千恵(作家) 
画/平末初子
●定価1,200円(本体価格1,143円+税)
●A5判、133頁、並製本カバー付き
●ISBN4-906577-22-9
●1998年11月初版発行
 
 実際の動植物の生態に基づいて、読みながら学び、学びながら楽しめる新しいかたちの童話集。学校や家庭で読み聞かせにぴったりの作品ばかり。広島市安佐動物園で世界初の冷凍精子による人工受精で生まれたチンパンンジー「ナナ」は飼育係の人を親だと思っている。ナナと人間とのふれあいを描いた代表作品をはじめ、小学生に大人気の「さかなたちの診療所」「クロワシ」など全9作品を収録。