岡山人じゃが2 〈ばらずし〉的県民の底力
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●著 者 岡山ペンクラブ・編
●四六判、並製本カバー付き、350ページ
●定 価 1,680円(本体1,600円+税)
●ISBN4-86069-117-2 C0095 Y1600E
●2005年12月20日 初版発行
●内容
岡山人の底力を知る!!
県民性論議に一石を投じ、ベストセラーとなった話題作『岡山人じゃが』の第2弾。
現在の中国銀行を築いた伝説の銀行マンから日中交流に尽力した文化人、近代の医科学を牽引した津山の洋学者たちなど、無名の人々から日本を代表する傑人までを紹介しながら、岡山人の奥深さ、底力をみつめる。
■目次から
1章 こんなすごい岡山人がいる!…赤井克己
(1)頭取在任31年中国銀行を「超優良」に変身させた守分十
(2)仕事も遊びも人一倍ビール王馬越恭平の豪放磊落
(3)日本海海戦の最大功労者は岡山出身の藤井較一大将だ
(4)喬木に風強し陸軍大将宇垣一成の傲岸と不運
2章 日中交流の先人たち…高見 茂
(1)吉備真備
(2)栄西禅師
(3)画聖雪舟
(4)犬養木堂
(5)内山完造
(6)岡崎嘉平太
3章 岡山写真界の礎を築いた人々…糸島 誠
(1)岡山写真界黎明期、三人の出会い
(2)石津の戦後
(3)緑川は戦後、芸術写真の道へ
(4)山崎は記録写真の道を選択
4章 日本の近代化をリードした岡山ゆかりの洋学者たち…日高 一
(1)宇田川玄随 藩主康哉と津山洋学 国元で解剖を行う
(2)宇田川玄真 津山洋学の学統を確立 多数の門人を育てる
(3)宇田川榕菴 日本に植物学・化学を紹介 シーボルトとも交流
(4)箕作阮甫 ペリー持参の米国書を訳す 翻訳著作は百六十余巻
(5)箕作秋坪 対露交渉に実績残す 三叉学舎で人材育成
(6)箕作省吾 司法を整備した麟祥 父子父は地理学を確立
(7)阮甫の孫達 英国留学の秀才兄弟 文相や学者ずらり
(8)緒方洪庵 適塾で福沢・大村ら育てる 種痘普及にも尽力
(9)津田真道 法曹・政治・外交で活躍 ライデン大学へ留学
(10)郷土で活躍した蘭学医たち
5章 震えた日々の記憶−戦後60年の傷跡…下山宏昭
(1)敗戦
(2)焦土
(3)戦争を伝える
(4)アメリカに移住した岡山県人
(5)忘却とは
6章 探偵小説から県民性を推理する(やこ無理じゃろ?)…青山 融
(1)登場人物の実家を、岡山県内に設定しておくことのメリットは?
(2)のどかなはずの岡山県内でも、事件はけっこう起きている
(3)架空の場所だって探せばわかる?探偵小説のもうひとつの舞台
(4)横溝正史が最も幸福だったと懐かしく振り返る岡山の疎開時代
(5)遠回りをしたけれど、結局のところ岡山人は「見立て」が好きなのだ
●著者
岡山ペンクラブ(代表・高見 茂=真備町在住・元NHK鳥取放送局長)
平成15年6月に発足した文化団体。岡山の文化の発展を願い、積極的に発言・提言す
ることを目的としている。現在の会員は、赤井克己(元山陽新聞専務)、糸島誠(元
山陽放送常務)、下山宏昭(元岡山放送取締役報道制作局長)ら地元新聞社、放送局、
出版社で活躍したOBや現役編集長など文筆活動にかかわる人たち。
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