自転車とさんぽで日本遺産・倉敷めぐり
6つの観光モデルコースで倉敷物語を堪能
ガイドブック『自転車とさんぽで 日本遺産・倉敷めぐり 「一輪の綿花から始まる倉敷物語」を訪ねて』を発行した2020年3月末、タイミング悪く日本でも新型コロナウイルスが猛威をふるいはじめました。それからというもの、お出かけをするのがすっかり難しくなってしまい、本ガイドブックを活用いただける機会もずいぶん減ってしまった印象です。
しかし今、あれから1年半が経過し、大きかった第4波が去って新規感染者数は減少、ようやく観光地に足をのばしたり、イベントなどに参加する余裕が見えてきたところではないでしょうか。秋になり気候もよくなりましたので、いまこそ本書を片手に、倉敷の豊かな観光資源を体験していただきたいと思います。
倉敷市では、2017(平成29)年4月に「一輪の綿花から始まる倉敷物語〜和と洋が織りなす繊維のまち〜」が日本遺産に認定されました。本書では、この日本遺産を構成する各文化財を効率的に巡ることのできる6つの観光モデルコースを紹介しています。
広域に点在する30以上の構成文化財をくまなく取り上げて、エリアとテーマによってコース分けをしました。美観地区(2コース)、児島(2コース)、下津井、玉島のいずれのコースも、主要駅から自転車や徒歩で半日〜1日で周遊できる内容になっています。
メインとなる周遊コースのほかにも、倉敷の歴史・文化についてのわかりやすい解説コラムがあり、グルメやお土産、体験スポットなど、倉敷市ならではの情報が満載です。ぜひこのガイドブックを読んで倉敷の日本遺産について知り、実際にまちを訪れてみてください。
本書は市販する日本語版とあわせて、外国人観光客向けの英語版も編集・デザインしています。英語版については販売はされませんが、倉敷市内のホテルや観光施設などで閲覧できるほか、日本遺産推進室のウェブサイトを通じてPDF版を入手できます。
(2021.11.2 守安涼)
2018年4月に「一輪の綿花から始まる倉敷物語〜和と洋が織りなす繊維のまち〜」が日本遺産に認定された倉敷市。
本書では、この日本遺産を構成する各文化財を効率的に巡ることのできる6つの観光モデルコースを紹介する。
広域に点在する構成文化財をくまなく取り上げ、エリアとテーマによってコース分け。
いずれのコースも、主要駅から自転車や徒歩で半日〜1日で周遊できる。
歴史・文化だけでなく、倉敷市ならではのグルメやお土産、体験スポットなど、最新の倉敷情報が満載。わかりやすい歴史解説コラムもあり、「和」の伝統と「洋」の近代化の姿を多面的に体験することで、伝統を守りながら発展を続ける「日本一の繊維のまち」倉敷市の姿が浮かび上がる一冊。