岡山城築城の歴史

2022秋 大改修を終え、新たな姿に。岡山城築城の歴史

戦国の世、備前国を統一した宇喜多直家が石山の城砦を大改築し、その後、豊臣秀吉のもとで宇喜多秀家が近世城郭の岡山城を築城しました。
小早川と池田の時代に城郭と城下町が拡充・整備され、今日の岡山市に発展しました。
2022年11月大改修を終えた岡山城。
この築城の歴史と城下町の成り立ちを知る絶好の史書をご紹介します。

劇画 戦国武将・宇喜多四代―岡山城築城物語―

著者
監修:市川俊介 画:タケバヤシ哲郎
頁数
299ページ
ISBN
978-4-86069-307-7
(電子版のみ ※kindle試し読み可)
劇画 戦国武将・宇喜多四代―岡山城築城物語―
内容

知勇兼備の名将・宇喜多能家から、その子の興家、知謀を駆使して備前・美作を統一した直家、岡山城を築いた秀家まで宇喜多の盛衰を劇画で描く!

著者プロフィル

【監修】市川俊介(いちかわ しゅんすけ)
大正13年生まれ。早稲田大学卒業。岡山県下の中学・高校教諭、岡山市教育委員会文化財専門監、岡山県郷土資料所在調査委員、岡山市立芳泉中学校校長、岡山県社会教育委員、岡山市中学校長会会長、岡山市立オリエント美術館館長、岡山城天守閣展示物運用委員、日本オリエント学会正会員などを歴任。
著書には『岡山の神社仏閣』、『岡山の城と城址』(共著)、『中学生の歴史資料』(共著)、『神々のふるさと(三巻)』(共著)、『博学紀行…岡山県』(共著)、『岡山桃太郎』、『岡山戦国物語』など。
論文「岡山県美作町より出土の銭貨について」で米国貸幣学会より1967年度優秀論文賞を受賞、「交代寄合衆の研究」、「慶長検地帳の研究」、「咸臨丸と米国」など。

【画】タケバヤシ哲郎(たけばやし てつろう)
昭和21年生まれ。森田拳次氏に師事しアシスタントを経て昭和42年に雑誌「まんが王」でデビュー。「テレビ・ランド」「テレビ・マガジン」などの子ども雑誌に連載を執筆。著作『丸出だめ夫』『当確・選挙術』『ザ・つっぱりクイズ』『アメリカンコミックスライブラリー』などのほか、『マンガ・原付免許』『絵でわかるゴルフ・ルール』などの実用書のマンガを担当。

目次

砥石城からの脱出/乙子城主へ/お福との出会い/備中の雄・三村氏との攻防/明禅寺合戦
亀山城から岡山・石山城へ
毛利との共同戦線/主君・浦上氏との攻防/上月城の攻防/毛利から織田へ/直家の死
織田家の後ろ楯/高松城水攻め/秀吉とお福/秀家の出世と結婚/岡山城築城へ/お家騒動
岡山城完成/城下町の完成/秀家の落日と小早川時代
池田時代

劇画・郷土の歴史 光政と綱政 ―近世岡山の人づくり―

著者
監修:柴田 一 画:タケバヤシ哲郎
頁数
155ページ
ISBN
978-4-906577-25-3
(電子版のみ ※kindle試し読み可)
劇画・郷土の歴史 光政と綱政 ―近世岡山の人づくり―
内容

名君と言われた岡山藩主・池田光政とその子・綱政。二人の藩主は、地域開発事業や文化事業に手腕をふるい、岡山藩の基礎をつくった。数々の偉業を成し遂げることができた秘訣は、「人づくり」にあった!

著者プロフィル

柴田 一(しばた はじめ)
1930年岡山市生まれ。1953年岡山大学教育学部を卒業。岡山県内の高校教諭を歴任し、76年以降、岡山県教育員会文化課、県立博物館、兵庫教育大学に勤務。1993年広島大学より博士(文学)。1996年から就実大学に勤務。2001~05年同大学・同短期大学学長。2005年同大学名誉教授。岡山県郷土文化財団理事長などを務める。岡山県文化奨励賞、山陽新聞社賞、文部科学大臣表彰、三木記念賞、就実学園賞、福武哲彦教育賞を受賞。 2017年没。
著書に『近世豪農の学問と思想』(新生社)『渋染一揆論』(八木書店)、『吉備の歴史に輝く人々』『昔は今の千恵袋』(吉備人出版)など。

劇画・郷土の歴史 岡山藩郡代津田永忠物語 ―池田光政と綱政の時代―

著者
監修:柴田 一 画:タケバヤシ哲郎
頁数
171ページ
ISBN
978-4-906577-09-1
(電子版のみ ※kindle試し読み可)
劇画・郷土の歴史 岡山藩郡代津田永忠物語 ―池田光政と綱政の時代―
内容

日本三名園の後楽園、国宝閑谷学校、百間川、新田開発などを手掛け、増税なき財政再建を成し得た元禄時代の官僚・津田永忠の生涯を劇画化。

岡山戦国物語

著者
市川俊介
仕様
新書判・並製本
頁数
196ページ
ISBN
978-4-86069-264-3
定価
1,200円+税
発行
初版2010年8月4日 第二刷2015年6月12日
(紙版のみ)
岡山戦国物語
内容

三村、浦上、後藤、松田…群雄割拠する備前・備中・美作を制したのは宇喜多直家。
岡山を舞台に、戦国時代から宇喜多直家の統一、秀家の岡山城築城までを描く。
戦国岡山がこの一冊で見えてくる!

目次

戦国時代とは
   戦国の時代/戦国の武将/戦国の城/戦国の武器/戦国の女性/戦国の食料
群雄割拠
   赤松家の再興/赤松家の隆昌/浦上氏の台頭/浦上氏の分裂
備前統一
   宇喜多氏の出自/宇喜多能家/宇喜多氏の興降/幼少の直家/直家の飛躍/三村家親の暗殺/三村家の仇討ち/明禅寺合戦/備中諸城攻略/金川合戦/佐井田域の攻防/作州合戦/備中の合戦/沼城から石山城/虎倉合戦/常山合戦/毛利氏から織田氏へ/毛利氏の反発/毛利氏の攻勢/蜂浜合戦
備中高松城水攻め
   冠山城の激戦/加茂城への謀略/日幡城の攻防/堤防工事/高松城落城/中国大返し/合戦余話
貴公子秀家
   宇喜多秀家/朝鮮出兵/御家騒動/数奇な坂崎出羽守/関ケ原合戦/流人秀家
城と城下
   域下町の整備/岡山城の形成
戦国の人物
   浦上氏/松田氏/三村氏/お福の方/豪姫/黒田官兵衛

※『岡山戦国物語』【正誤表】
48頁6行目、松田元光 → 元輝
49頁10行目、天正7年(1579) → 天正5年(1577)
79頁5行目、松田元勝 → 元輝
176頁6行目、天正10年(1582) → 天正5年(1577)
182頁5行目、天正12年(1584) → 天正3年(1575)

絵図で歩く岡山城下町 コンパクト版

著者
倉地 克直 (監修・著)/ 乗岡 実 (著)/ 猪原 千恵 (著)/ 万城 あき (著)/ 岡山大学附属図書館 (編)
仕様
四六判 並製本
頁数
162ページ
ISBN
978-4-86069-684-9 C0021
定価
1,600円+税
発行
2022年6月23日
(紙版のみ)
絵図で歩く岡山城下町 コンパクト版
内容

普段何気なく歩いているまちにも、城下町の名残が──。
本書を片手に歩けば、江戸時代の暮らしぶりが見えてくる!
岡山大学附属図書館所蔵の岡山城下町を描いた古地図を基に、歴史研究者が全11コースを分かりやすく案内。
コース地図と「文久城下図」付き。

目次

・歩きはじめる前に
宇喜多氏による城下町づくり/池田氏による城下町の拡大
岡山城下絵図/城下町の構造/岡山城本丸
・本丸大手筋を歩く/水の手を歩く/搦め手を歩く/二の丸界隈を歩く/後楽園を歩く/川東を歩く/西国街道に沿って町人町を歩く/津山往来に沿って歩く/外堀に沿って寺町を歩く/城下町の南部を歩く/西川に沿って歩く ・散策コース地図 巻末折込み/文久城下図 巻末折込み

■著者プロフィル

・倉地 克直(くらち かつなお)
1949年愛知県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
80年から岡山大学に勤務、2015 年退職。現在は岡山大学名誉教授・特命教授。

・乗岡 実(のりおか みのる)
1958 年大阪市生まれ。 岡山大学大学院文学研究科(史学)修了。
83 年に岡山市教育委員会に採用され、岡山城跡などの発掘調査や文化財行政を担当し、2019 年に定年退職。
丸亀市教育委員会学芸員。就実大学・岡山理科大学非常勤講師。

・猪原 千恵(いのはら ちえ)
1970 年福山市生まれ。広島大学文学部史学科(考古学専攻)卒。
92 年に府中市教育委員会(主事)のちに岡山市デジタルミュージアム(学芸員)、岡山空襲展示室(学芸員)、角川武蔵野ミュージアム(学芸員)などを経て狭山市立博物館(学芸員)。

・万城 あき(まんじょう あき)
1962 年岡山市生まれ。岡山大学文学部史学科卒。
93 年から(財)岡山県郷土文化財団で内田百閒、岡崎嘉平太、生田安宅の資料整理や『岡山後楽園史』の編集に携わる。

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