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日本ジーンズ物語




■サブタイトル:イノベーションと資源ベース理論からの競争優位性
■著者:杉山 慎策(すぎやま・しんさく)
■仕様:四六判、上製本
■頁数:229頁
■定価:本体1600円+税
■ISBN:978-4-86069-217-9
■発行:2009年2月23日

■内容:
岡山の一地域である児島でジーンズが誕生し発展したのはどうしてなのか。膨大な資料を読み解き、関係者へのインタビューと取材を重ねて1冊の本にまとめた。マーケティングの第一人者が挑んだ国産ジーンズ誕生の熱い物語。



■目次:
第一章 ジーンズ以前
1.1 なぜ児島なのか
1.2 児島の歴史
1.3 木綿の歴史
1.4 塩田の歴史
1.5 帆布の歴史
1.6 藍染と絣の歴史
1.7 学生服の歴史
1.8 ジーンズ誕生の条件
第二章 ジーンズの誕生―――リーバイス(LEVI’S)
2.1 ジーンズのイノベーションと起業家
2.2 イノベーションの資源ベース
2.3 イノベーションの顧客ベース
2.4 ブランドイメージ
第三章 日本ジーンズの誕生―――BIG JOHN
(対談)ジーンズのパイオニア・柏野静夫と大島年雄
第四章 ビッグジョン(BIG JOHN)
4.1 ビッグジョンの誕生
4.2 ビッグジョンの現状
4.3 ビッグジョンの課題
第五章 ベティスミス(BETTY SMITH)
5.1 ベティスミスの誕生
5.2 ベティスミスの現状
5.3 ベティスミスの課題
第六章 藍染めの技術
6.1 坂本デニム
6.2 カイハラ
第七章 資源ベースのイノベーション考察
7.1 イノベーター
7.2 イノベーション
7.3 顧客ベース
7.4 資源ベース競争優位の形成
第八章 日本ジーンズ市場の分析
8.1 過去の売上動向
8.2 ジーンズのイメージの変化
8.3 国際比較
第九章 ジーンズの未来
9.1 (対談1)藍布屋社長:真鍋寿男
9.2 (対談2)キャピタル社長:平田俊清
9.3 日本のジーニストの予言
9.4 ジーンズの未来
前書きなど

■推薦文:
青 春時代のシンボルであるばかりでなく世界で愛用されているジーンズ。その歴史にこれほどまでの企業家スピリットがあったとはまさに驚きである。それだけで はない。本書は知られざるジーンズの秘密を余すところなく解き明かしているだけでなく、21世紀のグローバル化社会で勝ち残るために企業がとるべき戦略を 分析している。ジーンズに対する著者のこだわりと調査力は本職のジャーナリスト顔負けだ。本書を読まずしてジーンズは語れない。(蟹瀬誠一・ジャーナリス ト・キャスター、明治大学国際日本学部長)
版元から一言

TOKYOでもなくOSKAでもない…瀬戸内の小さな町で生まれた国産 ジーンズが今、世界を席巻する!著者の杉山慎策氏は、岡山県出身で、大企業のマーケティング責任者、経営者としての実践を経て、現在は立命館大学経営管理 研究科教授などを務めております。ジーンズをテーマにした読み物としてだけではなく、マーケティング、特に地域ブランドの育成に関するケーススタディとし て、幅広く読まれることが期待できます。

■著者プロフィル
杉山 慎策(すぎやま・しんさく)
1949 年岡山県生まれ。岡山大学法文学部卒業後、ロータリー財団奨学生として西ワシントン州立大学大学院経済学研究科に留学。岡山大学副手を経て資生堂に入社。 国内営業や商品開発を経験し、資生堂UK社長、本社国際広報課長を歴任。資生堂退社後外資系企業のマーケティング責任者や経営者を歴任。この間、ブラン ド・マーケティングについて、ハーバード、ノースウェスタン大学等のMBAコースに招かれて講演。NPO法人スプリングウォーター理事として、若い起業家 育成に傾注している。2003年から2008年まで東京海洋大学客員教授。2006年より立命館大学経営管理研究科教授。1994年『愛しのイギリ ス』(日本経済新聞社)を上梓。「英国ロイヤルソサイエティーオブアーツ(RSA)」フェロー。AMA、JMA会員。


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