魔方陣−作り方の魔術と種明かし−
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●著者 松島省二
●判型 A4判
●仕様 並製本 カバー付き 本文1色/4色刷り
●ページ数 252ページ
●ISBN978-4-86069-156-1 C0041 Y4000E
●定価 本体価格4000円+税
●内容
魔方陣、それは3×3や10×10の正方形のマス目の中に1〜100までの数字を並べ、縦の列も横の列も両方の対角の列も数字の合計が同じになるように並べる組合せを考える遊び。3×3の魔方陣は1種類しか成立しないが、4×4になると880個、そして5×5では2億7530万5224個成立することがわかっている。
中国などでは2000年以上も前から、占いや易に利用されているともいわれ、以後世界中で多くの人々がこの数字を使った知的な遊びに心を奪われている。
本書の著者もこの魔方陣にとりつかれた一人。
古くから知られていた歴史的な魔方陣やその作り方の裏に隠された基本的な考え方を洗い出しまとめる作業に取り組み、10数年間をへて完成したのがこの一冊である。
筆者が魔方陣の表現方法と特性の表現方法をすっきりと整理し、従来の文献を読み解くことにより、従来多くの人の手によって作り上げられた魔方陣に隠されていた法則が、まるでマジックの種明かしのように解けていく。
本書では、4次魔方陣を3個の汎魔方陣からの系統樹の組み上げ、一般
魔方陣の構成法のまとめ、親子魔方陣の構成法の謎解き、そして桂馬とび汎魔方陣の作り方、6次以上の魔方陣の成立総数の推定など、従来明らかになっていないものを明快にした。
●著者紹介
松島省二(まつしま・しょうじ)
1941年岡山市生まれ。岡山大学理学部物理学科卒業。新日本電気(現関西日本電気)入社。大津工場に勤務、電子管の製造開発に従事。75年に岡山に戻り新和建材(株)に入社。金属系建材の販売及び施工工事に従事。94年から魔方陣に興味を持ち、趣味として調査を始める。2003年に新和建材を定年退職。以後嘱託勤務の傍ら魔方陣の調査・研究に取り組む。2005年4月に岡山大学理学部の科目等履修生となり1年間在籍。
岡山市在住。
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