とむらいの汽車旅2万キロ
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●著者名:米橋 清治
●判型 四六判、並製本、227ページ数
●定価:1,470円(本体1,400円+税)
●ISBN4−86069-139-3 C0095
●内容 30年近くたって再会した父。しかし、それからしばらくして、父は生まれ故郷の岡山から遠く離れた千葉で自らの命を絶ってしまった。相続人は私一人。
私は、結果的に自由を与えてくれた父への感謝の気持ちを込めて、私自身のために父を弔うことにした…。
木更津、神戸、東北、九州、北海道、四国……鉄道ファンならではの弔いの旅が始まる。
●著者プロフィル:米橋清治(よねはし・きよはる)
1969年9月 岡山県和気郡備前町(現備前市)に生まれる。
1975年11月 備前市伊里幼稚園中退。岡山市内の児童養護施設に入所
1987年10月 大学入学資格検定(現在の高校卒業程度認定試験)合格
1988年3月 岡山県立烏城高等学校3年次修了中退、児童養護施設退所
1988年4月 岡山大学法学部入学
1993年3月 同上 卒業
卒業後、岡山市周辺の学習塾講師(大学受験国語・英語・小論文等)・代表を歴任。現在は、行政書士八木章雄事務所職員 現代日本文化研究所主宰、岡山大学鉄道研究会OB
●目次:
1章 父の人生と私の人生
2章 父の死と異母妹の結婚式
3章 北海道行
4章 エピローグ 納骨
あとがきにかえて
●あとがきから
今こうして振り返ってみると、自分自身のことであれ「総括」をするというのは、実に重苦しい作業でした。その重みに耐えかねて、いや、耐えるべく、私は時間があればとにかく列車に乗り続けました。30年以上のうっぷんを晴らさんかのごとく。
そして少なくともJR線に乗車した距離は、7月まで約20000キロ。父が亡くなった4月17日からわずか3ヵ月半足らずの間です。
今度もまた、「鉄道趣味」という芸によって私は、身を助けられました。
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