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B-29少数機空襲 −1945年4月8日狙われたのは玉 野造船所か−




●著者名:日笠俊男
●判型:B5判
●製本:並製本 カバーなし
●ページ数:83ページ
●定価:1,000円(本体952円+税)
●ISBN4-86069-135-0 C0021 Y952E
●内容 岡山県内の少数機空襲の全容を解明する。
  1945(昭和20)年4月8日深夜、玉野市の和田地区が1機のB−29に空襲され数十人の死傷者を出した。玉 野は三井の大造船所の町。米軍がそこを狙ったと思うのは無理もない。誰しもそう考えた。しかしはたしてそうだったのか−。虚構の歴史の語り継ぎに手をかしている『県史』、著者は資料の徹底検証を通 じてその杜撰を明らかにする。

●著者プロフィル
日笠俊男(ひかさ・としお)
岡山空襲資料センター代表。1933年生まれ。岡山大学教育学部卒業。著書に 『B-29墜落甲浦損945年6月29日』『カルテは語る岡山大空襲』『戦争の記憶 謎の3.6岡山空襲』『米軍資料 ルメイの焼夷電撃戦』(共著)。編著として『吾は語り継ぐ』(いずれも吉備人出版) 岡山市在住

●目次
1 まえがき
    謎の玉野空襲/杜撰な『岡山県史近代?』
    /LITTERA SCRIPTA MANET
2 神州第8201工場
3 証 言
    1清水清さん談
    2岡田信之さん談
    3三井造船所社員の8月8日付の手紙
4 記録された玉野空襲
    ――これまでどう語り継がれてきたか――
5 掘り起こされた新しい資料(一次資料)
6 虚構の語り継ぎに終止符を
    (1)県下のB−29少数機空襲
    (2)謎を解くキー米軍資料
    (3)米軍の最優先の軍事目標は「玉島地域」
      “「玉島」は小名古屋になる可能性がある”
    (4)45,4,11「3PR5M132」米軍の三井玉野造船所写真偵察
    (5)事実はひとつ
      ――玉野空襲12の調査項目についての記録間の異同――
    (6)参考資料12345
7 『岡山県史近代?』の虚構はなぜ生まれたか。
    新川町の被災の虚実
8 あとがき
    あとがき補遺

●まえがきより
岡山空襲資料センター設立の動機は、虚構の記録を絶対に後世に残すまいというところにあった。『県史』のような虚構のひとり歩きを見るのは耐えられない。二度と虚構が本当になる時代をつくりたくない。いずれにしても真実こそいのちと平和のもと。できる限り歴史の真実に迫りたい。
●あとがきより
確かな事実の記録を残したい。書かれた 文字は 残る! 真実こそいのちと平和のもと。