旭川を科学するPart1 シリーズ「岡山学」3
|
|
著者名:岡山理科大学『岡山学』研究会
A5判 並製本 110ページ
定価1470円(本体1400円+税)
発行日 2005年12月18日
ISBN4-86069-116-4 C0025 Y1400E
内容
岡山県の三大河川の中央を流れる「旭川」をテーマに、地学や生物学、化学、考古学などから旭川を分析する第1冊目。旭川全般
と上流、特に蒜山地方を対象に研究成果を掲載。蒜山高原には大きな湖があった、岡山の温泉は日本海側と比べてなぜ温度が低いか、蒜山大根はなぜ特産品になったか、旭川の流れはいつごろから現在のようになったかなど、興味深い内容が満載! 岡山理科大学『岡山学』研究会の第3弾。
目次
一 旭川の概要
二 旭川流域の水質調査
三 岡山地方の深層温泉
四 蒜山の地史
五 蒜山の自然と植物
六 遺構、遺物から見た原始・古代の蒜山
執筆者紹介(執筆順)
●浦上将人(うらかみ まさと)
一九五九年、兵庫県生まれ。国土交通省岡山河川事務所。河川上流域から海岸までの防災、水利用、環境保全などの調査、研究に幅広く取り組んでいます。
「堆砂を考慮した新貯水池計画論」『ダム技術』No.一六七、二〇〇〇年
「三峰川下流部の土砂動態に係わる実証的研究」『河川技術論文集』第七巻、二〇〇一年
●岡山一宮高校 理数科生
・二年生 小田紗歩里(おだ さほり 岡北中出身、生物部部長)、芦田有香(あしだ ゆか 中山中学出身、生物部副部長)、阿部ひと美(あべ ひとみ 高陽中学出身)
・一年生 幡基友紀(はたもと ゆき 和気中学出身)
・指導教諭 高橋和成(たかはし かずなり 生物担当、一九五四年生まれ)、大橋武史(おおはし たけふみ 化学担当、一九六〇年生まれ)。
理数科では、一年生の校外宿泊研修でパックテストを利用して河川の水質調査を実習しています。課題研究と生物部の活動として、水質浄化に関心を持ち、旭川流域の水質調査をし、その結果
をまとめました。
●北岡豪一(きたおか こういち)
一九四三年、鳥取県生まれ。岡山理科大学理学部。地球上のさまざまな水の姿と動きに関心があります。
「岡山の温泉」、岡山ユネスコ協会編『岡山の自然と環境問題』、大学教育出版、二〇〇四年
『陸水の事典』(分担執筆)、日本陸水学会編、講談社サイエンティフィック、二〇〇五年
●西戸裕嗣(にしど ひろつぐ)
一九五一年、岐阜県生まれ。岡山理科大学自然科学研究所。専門は地球科学。最近は鉱物のルミネッセンス現象が面
白く、学生と光る石の不思議を探求しています。
『新版地学事典』(分担執筆)地学団体研究会編、平凡社、一九九六年。
"Herschelite: morphology and growth sectors", American Mineralogist,
Vol. 74,一九八九年。
●波田善夫(はだ よしお)
一九四八年、広島県生まれ。岡山理科大学総合情報学部。植物がなぜそこに生育しているのかについて研究しています。
『植物群落モニタリングのすすめ』(分担執筆)サイエンス社、二〇〇五年。
『森の花を楽しむ101のヒント』(分担執筆)垰田 宏監修、東京書籍、二〇〇五年。
●白石 純(しらいし じゅん)
一九五五年、徳島県生まれ。岡山理科大学自然科学研究所。土器がどこで生産されたか科学的に研究しています。
「鳥取県東郷町麻畑の新発見安山岩産地について」『環瀬戸内の考古学』古代吉備研究会、二〇〇二年。
「史跡津山城跡出土の「作」刻印瓦をめぐって」『東京考古』第二一号、二〇〇三年。
|
|