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岡山空襲資料センターブックレット5
米軍資料で語る岡山大空襲 少年の空襲史料学




著者:日笠俊男
発行:岡山空襲資料センター
発売:吉備人出版
定価735円(本体700円+税)
ISBN4-86069-100-8 C0021
2005年8月15日

1945年6月29日未明のB−29岡山大空襲。それは米軍のテロ攻撃であった!
岡山空襲研究の第一人者が米軍資料を基に岡山空襲の無差別性を暴く

本文から
「6月29日の岡山大空襲は、敵の物理的戦力を直接たたく作戦でないことは明らかだ。(中略)明らかに岡山大空襲は、一般 市民の戦意をそぐためになされたテロ攻撃(恐喝空襲terror raids)であった。先にふれたが、彼等の焼夷弾攻撃地域にある標的で、岡山城と中学校校舎が100%、反対に鉄道施設が3%ということに、岡山大空襲の本質が見える。『目標情報票』の締めくくりの言葉は、中小都市岡山に対してテロ攻撃をしていることをあからさまに語っている。
 この空襲で、少年はたまたま逃げおおせたが、2000人を超える岡山市民が殺された。」

目次
序章 忘れないで。岡山大空襲
1章 無差別爆撃の『目標情報票』
2章 モンゴメリーの講演
   統計『都市目標の破壊』/『リトモザイク:岡山』
3章 『焼夷電撃戦の分析報告』
    ――「結論の絵」――
4章 『日本上空の第20航空軍』
    ――炎の5ケ月――
終章 少年の戦争
付録 「米軍資料」の史料批判の方法

著者プロフィル
日笠俊男(ひかさ としお)
岡山空襲資料センター代表。1933年韓国ソウル市生まれ。岡山大学教育学部卒業。著書に 『B-29墜落甲浦損945年6月29日』『カルテは語る岡山大空襲』『戦争の記憶 謎の3.6岡山空襲』『米軍資料 ルメイの焼夷電撃戦』(共著)。編著として『吾は語り継ぐ』(いずれも吉備人出版) 岡山市在住