運命の糸車を廻すのはだれ
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●著者 有木きょう子
●A5判、並製本、187頁
●定価:1,680円(本体1,600円+税)
●ISBN4-86069-84-2 C0093
●2004年11月1日発行
愛と嫉妬、希望と苦悩、生と死をモチーフに生きることの意味を問いかける13の短編
ありふれた日々の営みのなかで、ふとしたきっかけで遭遇する運命の扉。その扉を開けると、そこに見えるのは…。
●本書より
男と女が恋愛と呼ばれる非日常の状態に入ってゆくとき、その行く手にはふたつの道しかない。ひとつは二人の関係を結婚という社会的に認められる形態にして、継続してゆくこと。もうひとつは、その先に待ち受けている恋の終焉に向かって情熱の限り突き進むこと。このふたつ以外にはない。
「冬の蝉」より
●著者プロフィル
有木きょう子(本名・有木恭子=ありききょうこ)
1948年岡山県生まれ。岡山大学文学部独文科卒業。岡山大学人間科学研究科博士課程修了。文学博士。岡山学院大学教授。『女人随筆』同人。著書にエッセイ集『時の翼にのって』(月刊Q)、『変身の箱』(CELT出版)、『夢の買い物』(同)、翻訳『エデンの東』(大阪教育図書)
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