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岡山空襲資料センターブックレット4 
半田山の午砲台 ―岡山の時の社会史断章




日笠俊男●著 判型
●B5判、48頁、並製本
定価735円(本体700円+税)
ISBN●4-86069-074-6 C0021 Y700E
2004年6月29日初版発行

内容
 岡山市街地の北のはずれ、半田山の丘陵東南端に、第17師団により設置された午砲台。1909年正月から29年3月までの21年にわたり正午の時報を毎日ドンと打っていた。しかし、午砲が廃止されると共に人々の記憶の中から午砲台は消えていき、その跡は恰好の不当投棄のゴミ捨て場となった。そして午砲台の跡はいつの間にか対空砲の砲台跡として歴史資料に登場する。大切な史跡をこのまま消し去ってはいけない−岡山空襲資料センター代表の著者が、史実の虚構のひとり歩きを止めるべく午砲台の歴史とその意味を明らかにし整備保存を訴える。

「真実の『午砲台のことが記録されなければ、こらから先の、こうした虚構のひとり歩きは止められない。正確な午砲台の歴史の事実を説明する必要に迫られている。』」(本文から)

目次から
 1.ドン山の記憶
 2.午砲 
 3.岡山の午砲台のあゆみ 
 4.岡山の時の社会史断章

著者紹介
日笠俊男(ひかさ・としお)
1933年生まれ。中学校校長を経て現在岡山空襲資料センター代表。著書に『B-29墜落甲浦村1945年6月29日』、『1945.6.22水島空襲〜「米軍資料」33のキーワード』『カルテが語る岡山大空襲』『戦争の記憶−謎の3.6岡山空襲』(いずれも岡山空襲資料センターブックレット)、『吾は語り継ぐ』(編著)などがある。