この作品は、自然観察への誘いと多様な野鳥の紹介をテーマにしたフォトエッセーです。
日本野鳥の会岡山県支部が開く探鳥会で案内を担当するなど、野鳥とのふれあいを長年楽しんできた著者の、野鳥への愛情が詰まった写真と文章で構成された作品です。
単なる鳥の解説にとどまらず、事典や古典など文献も幅広く取り入れながら、私たちの知らない野鳥の世界へ導きます。
また、美しい野鳥の写真は、見る人に自然環境とその保護のたいせつさを感じさせます。
大好きなことをコツコツと続け、その集大成を一冊の本にまとめたいという著者の姿は、「ほんとまち大賞」の企画意図にふさわしいと考えます。
今回の作品募集には、県内外から全33作品の応募がありました。
作品内容も、自分史、小説、詩集、写真集、絵本、そして人物評伝や1000枚を超す方言事典など多岐にわたりました。
充実した内容のものが多く、三次にわたり選考を行い、最優秀作品を決定いたしました。
作品を応募くださったみなさま、本当にありがとうございました。
最優秀作品は、小社から出版する予定です。
刊行などは改めてご案内いたします。
2020年12月25日
吉備人出版(株式会社吉備人)
代表取締役 山川隆之