備中三須村下林の籠屋
新刊
著者 | |
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発行 | 吉備人出版 |
仕様 | 四六判 並製本 |
ページ数 | 102ページ |
価格 | 本体1,000円+税 |
ISBN | 978-4-86069-722-8 C0095 |
初版年月日 | 2023年11月30日 |
書店発売日 | 2023年11月24日 |
本籍地は総社市三須下林。父に連れられ、初めて歩く吉備路。
400年前にあの戦国時代の転換とも言われる備中高松城の水攻めで豊臣側に付き、その後迫害される運命となる先祖の歴史をたどる。
消滅する家に思いをはせるファミリーヒストリーの旅。
著者のルーツ、それは備中高松城の水攻めで豊臣側に加勢したものの、その後は仇討ちが逃れるため不毛の地といわれた総社市三須村下林の山間に逃れ、密かに生きながらえた一族だった。
その地で生まれ、幼い時を過ごした父親は、老いて初めてその地も歴史も知らなかった息子を誘い故郷を訪ねる。
父親は息子に何を伝えたかったのか、家とは何か――著者は、再び、三度と、三須村下林に足を運ぶことになる。
著者プロフィール
- 角田 方衛
1937年福井市生まれ。九州大学大学院修士、1960年科学技術庁金属材料技術研究所(35年)、東京大学工学博、1972年アメリカMIT客員研究員(1年)、1998年科学技術国際交流センター(4年)、2002年シンガポールNUS客員教授(3年)、2005年一般財団法人新技術振興渡辺記念会(10年)。つくば市在住。
著者に『金属系バイオマテリアルの基礎と応用』(監修・共著=アイピーシー)、『バイオマテリアルー材料と生体の相互作用』(監修・共著=内田老鶴圃)、『21世紀初頭のシンガポールーその街角から』(文芸春秋企画出版部)など。
※上記内容は本書刊行時のものです。