岡山の蝶々歳時記
著者 | |
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発行 | 吉備人出版 |
仕様 | A4判 並製本 |
ページ数 | 69ページ |
価格 | 本体1,800円+税 |
ISBN | 978-4-86069-717-4 C0045 |
初版年月日 | 2023年9月30日 |
書店発売日 | 2023年10月10日 |
蝶の生態観察から〈かけがえのない地球〉を感じる!
「岡山の自然を守る会」が発行してきた季刊誌『岡山の自然』No.175(2011年3月)からNo.212(2022年5月)までの約11年間にわたって連載された「蝶々歳時記」36編に2編を加えたフォトエッセー。
蝶を求め、蝶を撮影し続けて半世紀を超える著者が、限りない蝶への愛情を写真とエッセーに込めた一冊。
数万枚から厳選した蝶の姿に、なぜ人はこれほどまでに蝶にひかれるのかが伝わってくる。
目指す蝶と出合った場所や状況を細部にわたって克明に記述し、まるでその現場で蝶と相対しているようだ。
目次
01 “幻のチョウ”を求めて/02 ヒロオビミドリシジミを撮る
03 絶滅一途・オオウラギンヒョウモンとの出会い/04 キマダラルリツバメを撮る
05 芥子山の山頂は、生き物たちのパラダイス/06 イシガケチョウを追って
07 幻となるか?ウラナミアカシジミ/08 時代が変われば品変わる(テングチョウとクモガタヒョウモン)
09 ウラクロシジミの舞踏会/10 野生の一瞬(蛹の割れる音)
11 国蝶 “オオムラサキ”/12 絶滅危惧Ⅰ類・ヒョウモンモドキのこと
13 超希少な蝶となったウラギンスジヒョウモ/14 “チョウの神様” 白水隆先生追想
15 金緑色のチョウ “アイノミドリシジミ”を撮る/16 初夏のグリーンシャワー公園(蝶の園の2日間)
17 ハヤシミドリシジミを撮る/18 大自然の愛
19 ギフチョウの思い出/20 曹源寺のバイカウツギ
21 初冬の蝶たちが集うホットスポット(その1)/22 初冬の蝶たちが集うホットスポット(その2)
23 スギタニルリシジミを撮る/24 ジョウザンミドリシジミを撮る
25 珍蝶・ヒサマツミドリシジミ/26 ウラミスジシジミの思い出
27 森の宝石・ウラジロミドリシジミ/28 クロミドリシジミの思い出
29 自然の中の隠し絵(テングチョウの冬越し)/30 クロツバメシジミの思い出
31 サカハチチョウの思い出/32 キマダラモドキを求めて
33 感動の再会・ウラギンスジヒョウモン/34 種の保存法にリストアップされたウスイロヒョウモンモドキ
35 蒜山高原のゴマシジミとクロシジミ/36 シルビアシジミとヤマトシジミ
37 一枚の写真を夢見て(ミスジチョウ)
番外編 01 地球温暖化についての危機感が低い理由
番外編 02 宇宙の中での独り言
著者プロフィール
- 難波 通孝
1946年岡山市生まれ。関西高等学校卒。高校時代から蝶に興味を持ち、銀行勤務を経て、現在は損害保険募集業務の傍ら蝶に向き合っている。
著書に『日本の昆虫⑪ ベニモンカラスシジミ』(文一総合出版)、『生態写真集 岡山の蝶』『生態写真集 ギフチョウを追って』『フィールド写真集 蝶からのメッセージ』(いずれも丸善出版サービスセンター) 、『原色図鑑 岡山の蝶』『ウスイロヒョウモンモドキ』『 命つないで岡山の蝶』(いずれも山陽新聞社)など。
「1994イシガケチョウの飛翔」で日本文教出版第27回岡山出版文化賞(1995年)、「白水 隆アルバム」で日本蝶類学会から磐瀬賞(2007年)
【所属】上齋原ふるさと掘り起こし委員会(ウスイロヒョウモンモドキ部会)・ 日本鱗翅学会(元評議員)・岡山の自然を守る会・日本蝶類学会・日本チョウ類保全協会・岡山昆虫談話会・倉敷昆虫同好会・山陰虫の会・広島虫の会・愛蝶会など
※上記内容は本書刊行時のものです。