おかやま鳥の民話
著者 | |
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発行 | 吉備人出版 |
仕様 | A5変 並製本 |
ページ数 | 160ページ |
価格 | 本体1,800円+税 |
ISBN | 978-4-86069-670-2 C0039 |
初版年月日 | 2021年12月2日 |
書店発売日 | 2021年11月10日 |
岡山県内で伝承されている鳥が出てくる49話を美しい野鳥の姿とともに再話。
「立石おじさん」の愛称で知られる日本民話の会会長・立石憲利さんと岡山県北・奈義町で語りの活動を続けている入澤知子さんによる、鳥が登場する岡山に伝わる話を集めた民話集。
写真集『おかやま奈義の野鳥』の著者・入澤實さん(故人)撮影の鳥の写真が読む人の心を和ませる。
目次
■目次一
一 ピッピラピンノピン―春の鳥たち
1 ウグイスの浄土
2 ヒバリ金貸し
3 ヒバリ牛飼い
4 ツバメの鳴き声
5 鍬取って来うか
6 鳥呑み爺
7 鶴と亀
8 鷹のさらい子
9 嫁起こし鳥
10 横着なスズメ
11 聴き耳頭巾
12 親不孝な河原雀
二 ギョギョシ―夏の鳥たち
13 ヨシキリ由来
14 小僧とツバメ
15 筒鳥になった百姓
16 ムセンジョウの兄弟
17 カッコウ由来
18 カラスの恩返し
19 水田に卵を産むカラス
20 猿が三匹
21 金の鶏
22 キジの恩返し
23 キジバト由来
24 鷹場
25 舌切り雀
三 カカァカカァ―秋の鳥たち
26 スズメ取り
27 チュンチュン焼き
28 スズメとケラッコウ
29 小僧と山鳥
30 ぶつ
31 山鳥とカラス
32 鶴とエビ
33 長良の人柱
34 海の果て目指した鶴
35 嘘話の賭け
36 トビとミミズク
37 ごろ太郎
四 チュンチュン―冬の鳥たち
38 鴨取り権兵衛
39 ミソシンザイは鳥の王
40 いばった雄鶏
41 赤い鳥、白い鳥
42 坊さまになったカラス
43 ウズラの知恵
44 何鳥
45 何の巣
46 鶴は千年、亀は万年
47 コウノトリ女房
48 キジになって別れに
49 染め代を払わないトンビ
野鳥の写真と鳥の民話・・・・・・・・・・・・入澤知子
人と鳥の交流は深かった・・・・・・・・・・・・立石憲利
あとがき
著者プロフィール
- 立石 憲利
1938年岡山県久米郡大井西村(現津山市)生まれ。
長年にわたり民話の採訪を行い採録した民話は1万話以上。
民話の語りも行う。
著書200冊以上。
現在、日本民話の会会長、岡山民俗学会名誉理事長、岡山県語りのネットワーク名誉会長など。
久留島武彦文化賞、山陽新聞賞、岡山県文化賞、聖良寛文学賞などを受賞。
総社市在住。- 入澤知子
1952年岡山県奈義町生まれ。
2007年に民話の語りグループ「なぎ昔話語りの会」を結成、活動。
語りの会共編著で『なぎの民話』(2014年奈義町教委)刊行。
『今も生きている巨人 伝説さんぶたろう』1、2集刊行に関わる。写真集『おかやま奈義の野鳥』(入澤實撮影、影山克己編)を自費出版。
※上記内容は本書刊行時のものです。