世界の美しい病院 ― その歴史
著者 | |
---|---|
発行 | 吉備人出版 |
仕様 | B5判 並製本 |
ページ数 | 146ページ |
価格 | 本体2,500円+税 |
ISBN | 978-4-86069-643-6 C0047 |
発行日 | 2021年5月25日 (初版), 2021年6月28日 2刷 |
書店発売日 | 2021年5月31日 |
ヨーロッパや中東、アメリカ、アジアなどの23カ国88施設の歴史的な病院施設を、建造物の美しい写真と共に紹介する紀行録。
医師である著者が、1994年から2018年にかけて訪問、取材した施設を地域別、機能別に編集。
古代や中世では宗教を基盤とした困窮者の収容所が、19世紀になって傷病者を治療する施設に変化していく。
現在の病院の形態につながる医療施設の変遷をたどる。
目次
解説
1.はじめに
2.地域別・時代別の病院の特徴
3.中世由来の特徴のある専門施設
4.近代的病院
5.新世界 オーストラリア、ニュージランド、アメリカの病院
6.日本とその旧統治圏の病院
7.ラオスの戦争遺跡、ムアンクーンのフランス病院
8.イスラム圏の病院
第Ⅰ章.古代
第Ⅱ章.中世ヨーロッパ
第Ⅲ章.伝染病患者収容施設
第Ⅳ章.困窮者収容施設
第Ⅴ章.大学病院
第Ⅵ章.聖ヨハネ騎士団病院
第Ⅶ章.新世界の病院
第Ⅷ章.近代的病院の出現
第Ⅸ章. 日本へ影響を与えた施設
第Ⅹ章.日本
第Ⅺ章.日本の旧統治国・その他のアジア
第Ⅻ章. イスラム圏
資料
あとがき
索引
著者プロフィール
- 石田 純郎
1948年岡山県笠岡市生まれ。
1973年岡山大学医学部卒。
医師。
岡山大学病院小児科、小児神経科。三菱水島病院小児神経科。
1985年岡山大学から医学博士号授与。
学位論文で日本てんかん学会J.A.Wada賞受賞。
オランダ国立ライデン大学客員教授(医史学)。
新見公立短期大学教授。
2005年岡山大学から博士(文化科学)号授与、学位論文の一部で日本医史学会学術奨励賞受賞。
山陽放送文化財団第35回谷口記念賞受賞。現在、中国労働衛生協会医師、岡山医学史研究会代表、医学史研究会評議員、日本薬史学会理事、岡山大学医学部非常勤講師(医学史)。
著著(単著)に『江戸のオランダ医』『蘭学の背景』『緒方洪庵の蘭学』『ヨーロッパ医科学史散歩』『アジア医科学史散歩』『オランダにおける蘭学医書の形成』。
※上記内容は本書刊行時のものです。