備前刀の歴史
備前刀は、国宝、重要文化財の刀剣の4割強を占める。
織田信長は25本を蒐集、実戦の武器とした戦国武将上杉謙信をはじめ、名だたる武将が愛用した。
平安時代から今日まで絶えることなく作刀されている備前刀に歴史からアプローチ。刀剣王国備前の実態を探る。
目次
はじめに
一、 日本刀の誕生
二、 源平武者の愛刀
三、 古備前派の居住地
四、 荘園制下の刀工
五、 後鳥羽上皇と福岡一文字派
六、 長船派の登場
七、 南北両朝の刀工
八、 備前刀工の熊野信仰
九、 末備前の銘文
十、 長船の衰退
十一、その後の刀工達
十二、実用から鑑賞へ
十三、役立たぬ日本刀?
おわりに
備前刀略年譜
著者プロフィール
- 青井 浩三
1946年岡山県生まれ。
松山商科大学(現松山大学)経済学部卒業後、山陽新聞社勤務。
広告局次長、山陽新聞事業社取締役、大阪支社長を経て、退職後は農業の傍ら2010年佛教大学通信教育部文学部人文学科卒業。
全日本空手道連盟三段。
論文「選挙公営における新聞広告の現状と今後の課題」(日本新聞協会昭和57年度)。
※上記内容は本書刊行時のものです。