藩政改革者 山田方谷
備中松山藩研究の第一人者が1次史料を読み解き、方谷の改革を詳細に検証。
著者最新の研究成果がこの1冊に。
目次
第一章 元禄検地
第二章 藩政改革者山田方谷
一 山田方谷
二 世子板倉勝静との出会い
三 熊沢蕃山・王陽明の思想的影響
第三章 藩政改革の断行
一 山田方谷の抜擢
二 元締役就任時の藩財政状況
三 上下節倹
四 借財整理
五 殖産興業
六 藩札整理
七 軍制改革
八 民政刷新
九 むすび
第四章 備中松山藩士の帰農土着政策
一 帰農土着政策の由来
二 備中松山城の地理的位置
三 帰農土着の実態
あとがき
山田方谷略年譜
著者プロフィール
- 朝森 要
昭和8年(1933)岡山市生まれ。
昭和32年(1957)岡山大学卒業後、関西大学大学院修士課程文学研究科日本史学専攻修了。
関西大学・就実女子大学・吉備国際大学非常勤講師・岡山県史編纂委員会専門委員・高梁市史(増補版)執筆主幹などを経て、現在は方谷研究会会長。〔主著〕『備中松山藩の研究』(のち増訂版刊行)日本文教出版、『幕末の閣老板倉勝静』福武書店、『関西の孔子西山拙斎』山陽新聞社、『岡山県史』(共著)岡山県、『備中聖人山田方谷』山陽新聞社、『山田方谷の世界』日本文教出版、『幕末史の研究─備中松山藩─』岩田書院、『山田方谷とその門人』『山田方谷の師友・門人』(各)日本文教出版など。
※上記内容は本書刊行時のものです。