岡山表町商店街物語
昭和の上之町で育った子どもたち
物売り、屋台、お祭り……
昭和29年生まれの著者が眼にした表町商店街(上之町)界隈の光景 ―
昭和30年代の商店街は、こんなに面白かった。
1級建築士の著者は、岡山市表町(上之町)商店街の履物店で育ち、高校生まで過ごした。
現在、履物店はシャッターを下ろしたまま。
にぎやかだった当時の生活を振り返りながら、これらからの商店街を考える。
目次
はじめに
私の岡山時代 昭和29年~昭和47年(1954年~1972年、誕生から18歳まで)
表町商店街で生まれて育つ/末廣家と末廣履物店/幼稚園・小学校時代と表町商店街/中学校時代/高校時代/大学の選択(建築学科へ)
その後の上之町の近代化 昭和48年~平成29年(1973年~2017年歳から現在まで)
入学とオイルショック/表町アーケード全面更新/上之町再開発をもう一度/末廣履物店の改装/平成11年までの表町活性化プロジェクト/郊外化からコンパクトシティ化へ/都市の郊外化とドーナツ化現象
さらなる表町再開発はどうなる? 平成29年(2017)
今後の表町再開発のモデル、高松丸亀町商店街/古い商店街の再開発の難しさ/上之町の今後について
著者プロフィール
- 末廣 健一
昭和29年(1954)岡山市生まれ。
内山下小学校、丸之内中学校、岡山朝日高校卒業。神戸大学大学院修士課程修了。
一級建築士。建築設計事務所、都市計画コンサルタント等を経て、現在は山陽学園大学教授。著書に『中国地域のよみがえる建築遺産』(共著)ほか。
※上記内容は本書刊行時のものです。