恕の人 犬養毅
万年野党の党首に甘んじながらも、76歳で「最後の政党内閣」を組閣。
軍部の暴走「満州事変」の早期収拾にあたるが、1932年5月5日「五・一五事件」で無念の死を遂げる。
『昭和天皇実録』などの新資料を元に、「憲政の神様」と呼ばれた反骨政治家の生き様と死に様を見つめ、その実像に迫る。
目次
序
一 川入村
二 上京
三 慶応義塾
四 西南戦争
五 自由民権
六 大隈
七 秋田
八 出馬
九 藩閥体制
一〇 孫文
一一 政友会
一二 日露戦争
一三 大正政変
一四 万年野党
一五 震災
一六 普選法
一七 昭和天皇
一八 統帥権
一九 満州事変
二〇 大命降下
二一 上海
二二 五・一五
あとがき
著者プロフィール
- 今西 宏康
昭和39年兵庫県神戸市生まれ。昭和58年岡山県立岡山大安寺高等学校卒業。平成元年筑波大学社会学類卒業。新日本製鐵入社。
平成7年岡山に帰郷。伯父・父の事業に参画。
平成19年今西農園開設。平成29年合同会社オフィスイマニシ設立。岡山の地方創生に一石を投じようと人物伝の執筆を開始する。
※上記内容は本書刊行時のものです。