ありがたい まいにち
うれしいときも、つらいときも、
有頂天のときも、
気がついたらいつも絵を描いていた ―(オビ文)
それは息をするように。島田ルウナにとっての文字は点、ことばは線、文章は絵。1ページ1ページに踊る線が語りかける―。
これは、絵日記?イラスト集?
女と男と猫の暮らしはリアルであってノスタルジー。
島田ルウナ 昭和56年生まれ 父は芸術家
幼少期は東京から長野へ移住後、山梨県の山奥で
父がセルフビルドした家で過ごす
自然に囲まれ、絵を描き、ギターに親しむ
町の図書館で出会った洋書「お父さんとぼく」に多大な影響を受け
いつか自分の本を作ってみたい、という夢を抱く
高校卒業後、ただただ漠然と綺麗な女性になりたくて上京
アパレルの販売員として転職を繰り返す
東京で何の目的も後ろ盾も無く
生きていくことの厳しさを味わい途方にくれた頃
パートナーとなるおシゲに出逢う
神奈川県の湘南へ移住、結婚
毎日海辺を散歩し、ただ流れていく日々の喜びに
どっぷりと浸かり、自分を取り戻す
今までで一番のびのびと描いた絵たちが
この本に詰まっています
東北の震災を機に岡山県の牛窓に移住
現在、三人の娘を育てながら日々の小さな幸せを
描き続けている(ジャケット折り返しより)
あたりまえの日々
探せばどこにでもあるもの
等身大の喜びとゆううつ
そこにある心地よさと不快さとそのどちらでもないもの
ただ手が動くまま
心が欲しがるまま
線をつなぐ時間
ぐるり見回せば、いつでもここにあるのは
ただありがたいだけの毎日(オビ文)
そんな、絵日記?イラスト集?です。
著者プロフィール
- 島田 ルウナ
1981年山梨県生まれ。父親は芸術家。
手作りの家と大自然と動物に囲まれ、幼い頃からイラストを楽しむ。2006年アーティスト島田しげると結婚。2011年岡山県瀬戸内市牛窓に移住。
現在、自宅兼アトリエにて創作中。
※上記内容は本書刊行時のものです。