101匹目のジャズ猿
yambow平井の岡山ジャズ回想録
1970年代半ば、岡山市野田屋町に出現したジャズ喫茶「シャイン」。この店に出会ったひとりの高校生は、ジャズに目覚め、いつしか「シャイン」でアルバイトをし、さらに伝説のレコード店「LPコーナー」に勤めようになり、以後岡山のジャズ、音楽シーンに欠かせない存在となる。
ジャズフォーラム岡山、岡山フリー・インプロヴィゼイション・クラブ、表町生活向上委員会などなど……岡山の音楽イベントの仕掛け人・平井康嗣氏の目を通して、70年代から今日に至る岡山のジャズ史を回想する。
平井氏の原稿を待望する人たちによって設立された刊行委員会のプロデュースによる労作。
著者プロフィール
- 平井 康嗣
1954年11月9日 岡山市生まれ。
学生時代にジャズ喫茶「シャイン」でアルバイトを始め、オーナーの乗金健郎氏の紹介でジャズ、ロック、ソウルを中心とするレコードショップ「LPコーナー岡山支店」店長となる。同時にジャズフォーラム岡山、岡山フリー・インプロヴィゼイション・クラブ、表町生活向上委員会等の団体を立ち上げ、数多くの国内外のミュージシャンを岡山に招聘する。1989年の岡山県営グラウンド(運動公園)での「音楽三昧公園まつり」を皮切りに、音楽の原点に立ち返る石門別神社での「いわとわけ音楽祭」、2002年からスタートした「おかやまJAZZフェスティバル」と、音楽による岡山の地域おこしの市民運動にも尽力した。今は引退して岡山出身のミュージシャンたち、コジマサナエ、橋爪亮督、及部恭子、鳥越啓介、Mika(森美佳)などを応援するかたわら、様々な音楽を一音楽ファンとして純粋に楽しんでいる
※上記内容は本書刊行時のものです。