千年桜とともに
醍醐桜と吉念寺集落
岡山県下一の巨木と伝えられる醍醐桜は、日本名木百選にも選ばれると同時に、昭和47年12月には岡山県の天然記念物に指定されている。樹齢は、700年とも1000年ともいわれ、後醍醐天皇が隠岐に流される途中、この桜を見て賞賛したので、この名前がついたという伝説がある。
醍醐桜のある吉念寺集落は、現在9 世帯、14人が住む。90歳代の一人暮らし4軒、80歳代の一人暮らし2軒。醍醐桜は集落の方たちの心の支えとなり、優しく見守る。醍醐桜と人々の暮らしを見つめた写真集。英訳付
著者プロフィール
- 池田 哲之
1958年生まれ。
2008年、写真作家の大西艸人さんとの出会いをきっかけに、岡山県の素晴らしい魅力を記録的な意味も含めてフィルムで撮り始める。
2011年 写真展『四季を彩る美作の棚田』を西川アイプラザなど岡山県内3箇所で開催。
2014年 写真展『旭川の源流を訪ねて』を特別養護老人ホーム藤田荘など県内3箇所で開催。
2016年 写真展『高梁川、四季の原風景』を高梁市文化交流館など県内4箇所で開催。
※上記内容は本書刊行時のものです。