81歳、また書いたぞ おかやま雑学ノート 第13集
著者 | |
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発行 | 吉備人出版 |
仕様 | 四六判 並製本 |
ページ数 | 193ページ |
価格 | 本体1,200円+税 |
ISBN | 978-4-86069-476-0 C0095 |
初版年月日 | 2016年5月30日 |
書店発売日 | 2016年5月26日 |
終戦直後に特攻出撃した岡山市出身の宇垣纏海軍中将が深くかかわる鹿児島、大分両県の特攻基地を取材。
併せてフィリピン・マニラ近郊の特攻基地を訪ねる。
また、「山田方谷が閑谷学校を再興した」は正しいかをはじめ、2.26事件に決起し謎の自決をした岡山市出身野中四郎大尉自決の真相究明……など、郷土史の空白を独自の視点で鋭く切り込むルポ&エッセー。
くらしきエフエムのレギュラー番組「聴いてちょっとためになる話」、岡山エフエム放送「赤井克己の岡山歴史トーク」の平成27年度放送分19編をまとめた一冊。
目次
Ⅰ 知られざる郷土史
犬養木堂と孫文の交友は同床異夢か?
「山田方谷が閑谷学校を再興した」は正しいか
終戦直後に特攻出撃した岡山市出身の宇垣纏海軍中将
昭和初期、鳥人幸吉の解明に努めた竹内陸軍中将ら2人の先人
江戸後期、ロシアに捕らわれた豪商高田屋嘉兵衛と備前・日比村の金蔵
二・二六事件、岡山市出身野中四郎大尉自決の謎
Ⅱ 歴史の行間
ハワイでハンセン病患者救済に尽くしたダミアン神父
鹿児島・万世特攻基地と清武英利著『「同期の桜」は唄わせない』
福山・ホロコースト記念館と「子どもの靴」
長崎・軍艦島探訪と岡山市出身の小説家江見水蔭
太平洋戦争開戦時、ハワイ真珠湾攻撃の特殊潜航艇5隻が訓練した愛媛・三机湾
大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地と真田紐伝説
大原孫三郎は岡山県実業教育の先駆者
大和・纏向遺跡で探る吉備古代ロマン
Ⅲ 岡山のうちそと
鹿児島県の知覧、鹿屋で特攻出撃を考える
大平正芳記念館(観音寺市)の閉館を惜しむ
岡山産マスカットのルーツ・兵庫県稲美町を訪ねる
シリア・パルミラ遺跡の神殿爆破と美しすぎた女王ゼノビアの悲劇
博物館網走監獄と志賀直哉、高倉健
あとがき
著者プロフィール
- 赤井 克己
1934年岡山市東区瀬戸町生まれ。
神戸大経営学部卒。
58年に山陽新聞社入社。編集局長、常務、専務を経て、98年に山陽印刷社長。
02年に同社を退任しハワイ・日米経営学研究所に留学、国際ビジネスを学ぶ。
03年4月からエフエムくらしきで「聴いてちょっとためになる話」、2007年4月からは岡山エフエムでも「赤井克己の岡山歴史ノート」の番組で、本書の内容の放送を続けている。英検1級、国連英検A級,V通訳英検A級。87年山陽新聞連載企画「ドキュメント瀬戸大橋」取材班代表で日本新聞協会賞受賞。2013年大原孫三郎・総一郎研究会募集論文に入選。
著書に『67歳前社長のビジネス留学』(私家版)『おかやま雑学ノート』(第1集~第12集)、『瀬戸内の経済人』『続瀬戸内の経済人』(以上吉備人出版)、『岡山人じゃが』(共著・吉備人出版)など。岡山市北区栢谷在住
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※上記内容は本書刊行時のものです。