瀬戸内海流域の水環境 ―里水―
中国・四国・九州・近畿にある21の一級河川が注ぐ瀬戸内海流域。
川や池、地下水をはじめ、地形や生物などの自然環境の調査から人々の暮らしを育んできた「里水」の実態を解明する最新研究書。
目次
Ⅰ部 はじめに
1章 水環境とは〜過去から現在までを振り返って〜
Ⅱ部 水環境の器;流域の特徴
2章 地形
3章 地質
4章 沖積平野の形成~ 地下水貯留場として~
5章 土地利用
Ⅲ部 水環境の器;流域の特徴
6章 降雨特性~ 日本海から瀬戸内海に至る~
7章 河川流出
8章 河川水質
9章 河川- 地下水交流
10章 河川生態・生物
11章 瀬戸内地域のため池
12章 地下水環境
13章 温泉・深部地下水
14章 海底地下水湧出
15章 河川感潮域
16章 水利用
Ⅳ部 水環境の変化
17章 河川水温長期変動
18章 大河川の水質汚濁変動
19章 小河川の水質問題
Ⅴ部 おわりに
20 章 未来に向けて
著者プロフィール
- 小野寺 真一
1964年生まれ。広島大学大学院総合科学研究科教授。
流域水・物質循環研究に取り組む。- 齋藤 光代
1980年生まれ。岡山大学大学院環境生命科学研究科助教。
地表水-地下水境界域に注目した水・物質輸送研究に取り組む。- 北岡 豪一
1943年生まれ。岡山理科大学理学部教授を経て、2014 年に退職後、現在は岡山理科大学客員研究員。
温泉を含む地下水、河川水など多様なスケールの水循環研究に取り組む。
※上記内容は本書刊行時のものです。