岡山まちづくり探検
著者 | |
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発行 | 吉備人出版 |
仕様 | 四六判 並製本 |
ページ数 | 235ページ |
価格 | 本体1,600円+税 |
ISBN | 978-4-86069-667-2 C0036 |
初版年月日 | 2021年11月4日 |
書店発売日 | 2021年11月9日 |
岡山県内でまちづくりに挑戦する様々な人や取り組みの紹介を通して、まちづくりに大切なものは何か――それを探るコラム集。
公園活用、中心市街地活性化、公共交通の活用、中山間地域のまちづくり、留学生交流など、取り上げている内容は多岐にわたる。
それぞれのエピソードから感じ取れることは、住みやすいまちを創るためには、市民がまちの将来設計に積極的に参画することが大切だということ。
山陽新聞デジタルで連載中の「岡山まちづくり探検」の書籍化。
目次
はじめに
岡山市のまちづくり
西川緑道公園 歩きたくなるまち
西川アゴラの誕生
西川緑道公園まちづくりの系譜 市民の思いと力を引き出せ
京橋朝市のはじまり話 「面白いことをできることから」
西川緑道公園と伊藤邦衛氏
郵便中興の恩人・坂野鉄次郎 岡山の記念館を訪ねて
奉還町商店街とファジアーノ タペストリーがつなぐまちづくりの輪
駅前と中心街の競争と連携 三都市シンポジウムに参加して
地域の人たちをつなげた水害 岡山・瀬戸町「助け合うお母さんの会」
6月29日は岡山大空襲の日 平和を思い起こして
西川クリーン探検DAY 川底から生き物も落とし物も
環境を軸に始まった地域との交流 SDGsが企業にもたらした変化
四つ手網小屋で楽しい夜を 隠れた岡山市の観光資源
アメリカ人と一緒に岡山市長に聞いてみた
てんやわんやの初遠隔授業 学生たちの元気な声が頼り
県庁通りを人優先のまちの先駆けに 市民のアクティビティを増やす
西川アゴラの閉所に思う みなさまへ感謝の気持ちを込めて
倉敷市のまちづくり
次世代に美観地区の資産継承を 倉敷町家トラストの中村さんに聞く
公害を教訓に環境学習都市へ 倉敷・水島地区のコンソーシアムが目指すもの
環境まちづくりを問い直す
下津井港・六口島を巡る
大原總一郎の講演テープ
水島でパーキングデイ
パレットが結ぶ倉敷市水島商店街
矢掛町のまちづくり
矢掛町 おもてなしの宿場町へ
矢掛町大名行列inサンフランシスコ
共助のつながりの必要性を実感 浸水の矢掛で学生とボランティア活動
中川地区江良集落で秘密基地づくり 子どもたちに地元住民が協力
豪雨災害から復旧した保育園 中川地区住民と餅つき大会
重伝建地区への挑戦 ハードとソフトのまちづくりを
留学生にお米を届けよう
岡山県のまちづくり
和気町の地方創生 教育のまちづくり
「おかやま元気!集落応援団」の取り組み
土と炎の備前焼の魅力 作家が創出する地域の結晶
フランスを練り歩いたサムライ 新見で偶然の巡り会い
岡山で最も小さな村・新庄村
山鳥毛里帰りプロジェクト 瀬戸内市の取り組み
疫病払いと狼信仰 高梁市・木野山神社を訪ねて
世界のまちづくり
ポートランドの魅力
セルツァー教授のまちづくりレッスン
地域実践学習の秘策とは? ポートランド州立大学に学ぶ
コペンハーゲン 都市デザイン・哲学・民主主義
トロットマン氏との対話
ストラスブールを歩く 歩行者空間から生み出されるもの
ストラスブールのテロ騒動とマルシェ・ド・ノエル
パリ 季節を楽しむ空間づくり
EU離脱に揺れるイギリス
ロンドンでサステナビリティを味わう バラ・マーケットのにぎわい
おわりに
参考文献
著者プロフィール
- 岩淵 泰
岡山大学地域総合研究センター・副センター長・准教授
1980年福岡県生まれ。
熊本大学社会文化科学研究科修了。
フランス・ボルドー政治学院留学。
カリフォルニア大学バークレー校都市地域開発研究所客員研究員(IURD)を経て、現職。これまでの主な論文、著書に
「地方創生時代のまちづくり―矢掛町大名行列inサンフランシスコを一例に―」『高梁川』75号(2017)
『西川アーカイブス』吉備人出版(2019)
「大原總一郎の社会開発論―経済至上主義を超えるために―」『高梁川』77号(2019)
「SDGsのまちづくり―岡山県真庭市の地域循環共生圏―」『耐火物』(2021)
※上記内容は本書刊行時のものです。