やさしき神の手
あなたの最も関心のあるテーマがこの短編集のなかにすべて凝縮している ―
長寿も若さも美しさも、そして人間の知能をもったロボットまで手に入れた人類。次なる野望は神の領域の征服か。
異常気象、地震、伝染病は神の怒りか、それとも人間の驕りへのしっぺ返しか?
科学がわれわれにもたらすのは幸福なのか、それとも悲劇か。
最後まで息をつく間も与えぬサスペンスタッチの6編。
目次
やさしき神の手
クロイドンの呪い
飛べない蝶
命の値段
天国に一番近い村
最期の審判
あとがき
著者プロフィール
- 有木きょう子
本名 有木恭子
1948年 岡山県真庭市に生まれる
1971年 岡山大学文学部卒業
2000年 岡山大学人間科学研究科博士課程修了(文学博士)所属 岡山大学(非常勤講師)
岡山エッセイスト協会会員著書(学術研究書を除く)
エッセイ集『時の翼にのって』(月刊Q発行 1990年)
エッセイ集『変身の箱』(CELT出版 1997年)
エッセイ集『夢の買いもの』(CELT出版 2000年)
エッセイ集『目からうろこの人生レシピ読本』(大阪教育図書 2012年)
短編集『運命の糸車を廻すのはだれ』(吉備人出版 2004年)
短編集『上弦の月』(吉備人出版 2008年)
短編集『マドンナたちの季節』(山陽新聞出版センター 2013年)
※上記内容は本書刊行時のものです。