花と生命の営み
著者 | |
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発行 | 吉備人出版 |
仕様 | A5判 並製本 |
ページ数 | 159ページ |
価格 | 本体1,800円+税 |
ISBN | 978-4-86069-730-3 C0045 |
初版年月日 | 2024年2月29日 |
書店発売日 | 2024年3月10日 |
約500種類もの植物が四季折々彩りを競う岡山大学薬用植物園。
原則、一般には非公開の施設だけに、まさに〈秘密の花園〉。花を求め昆虫や鳥たちが訪れる。
生き物たちの命の輝きを写真とつぶやきで表現した軽妙なフォトエッセー。
前岡山大学学長で医学博士の著者ならではの視点に、薬学博士の専門的な解説やエピソードが加わり、図鑑として、アート作品として楽しめる。
目次
はじめに 槇野博史
薬用植物園に広がる小さな世界 小野 敦
刊行に寄せて 栗本慎一郎
本書の記載方針
第1章 胡蝶の夢
第2章 夏は来ぬ/コラム●蜻蛉たちの休息場所
第3章 光源氏/コラム●真夏の夜の夢
第4章 美しい花には棘がある
第5章 花に追われた恐竜/コラム●ようこそジャングルへ
第6章 果実のご褒美
第7章 錦秋
第8章 人の営みとともに
第9章 風冴ゆる霜の声
植物リスト/索引
あとがき 谷口抄子
著者プロフィール
- 槇野 博史
1975年岡山大学医学部医学科卒業。
1996年~2014年同学部第三内科(現腎・免疫・内分泌代謝内科学)教授、2009〜11年、大学院医歯薬学総合研究科長を務めた。その後理事・岡山大学病院長を経て、2017年4月から岡山大学学長に就任しSDGs への貢献を掲げ、2017年末第1回ジャパン SDGs アワード「SDGs パートナーシップ賞」を受賞。
2019年NY 国連本部でのハイレベル政治フォーラムで、SDGs 大学経営を世界へ発信。
その後もグローバル・エンゲージメント戦略を推進し、地域・世界と共育共創し、「ありたい未来を共に育み、共に創る研究大学」を目指した。2023年4月より香川県病院事業管理者に就任。
二科会写真部展入賞・入選。
著書に、写真集『Beautiful and Mysterious Japan』『わしは北斎』ほか。- 谷口 抄子
宮崎県出身、鹿児島育ち。
薬用植物園にあこがれて岡山大学に進学。
1987年岡山大学薬学部薬学科卒業。
1989年岡山大学大学院薬学研究科(修士課程)修了。1989年~1992年旭化成工業水島製造所勤務。
1992年~2023年岡山大学薬学部助手〜大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)准教授、薬用植物成分の化学構造の研究、生薬学・漢方薬学の教育および薬用植物園の管理に携わる。
博士(薬学)。
※上記内容は本書刊行時のものです。