門田界隈の道
明治期、岡山に異人館が建ち、ベリーやペティー、アダムス、ケーリらの宣教師、英語教師のガントレットにより、西洋文化の風が吹いた。
彼ら若き西洋人と石井十次や上代淑らの日本人が、福祉や教育などの分野で残した業績の記録。
目次
序
第一章 外国人居留地の誕生
第二章 居留地に住んだ宣教師たち
第一節 宣教師ベリー
第二節 宣教師ペティー
第三節 宣教師ケーリ
第四節 宣教師アダムス
第三章 石井十次
第一節 岡山孤児院の誕生
第二節 石井十次と炭谷小梅
第三節 石井十次と上代淑
第四章 エドワード・ガントレット
第一節来日まで
第二節 ガントレットと「中央会堂」
第三節 英語教師としてのガントレット
第五章 上代 淑
第一節 デフォレストと上代 淑
第二節 上代 淑とその教え子たち
第三節 上代 淑と旭東日曜学校
著者プロフィール
- 濱田 栄夫
1944年生まれ。広島大学教育学部教育学科卒業。
同大学大学院教育学研究科博士課程中退。
1983-84年、ドイツ・フンボルト財団の招聘によりボン大学客員研究員。
日本ペスタロッチー・フレーベル学会会長。主な著書に、『表象理論とヘルバルト』(玉川大学出版部、1995)『増補改訂版 ペスタロッチー・フレーベル事典』(共編著、玉川大学出版部、 2006)『ペスタロッチー・フレーベルと日本の近代教育』(編著 玉川大学出版部、2009)『新しい教育の基礎理論』(共編著、ミネルヴァ書房、 2001)など。
主な訳書に、ガイスラー著『ヘルバルトの教育的教授論』(玉川大学出版部、1986)ヘルベルト著 『ペスタロッチーの直観の ABC の理念』(共訳、玉川大学出版部、1982)フレーベル著『新しい年1836年は生命の革新を要求する』(フレーベル全集、共訳、1977)など。
※上記内容は本書刊行時のものです。