聞く、書く。第8号
凝縮された歴史の1分、2分
「聞き書き人の会」の会報誌第8号。
テーマは「凝縮された歴史の1分、2分」
一昨年夏の西日本豪雨災害、被災された方たちは災害から1年を過ぎてようやく振り返ることができるようになったといいます。
聞き書き人の会としても、あまり経験したことのないこうした災害の記憶を、一人ひとりの視点で記録しておく必要があるのではと、聞き書きに取り組みました。
今号では、こうした災害も含め、地域で今起こっていることを、歴史の瞬間として刻んでいます。
目次
【巻頭言】聞き書きとソーシャルライター 山川隆之
(2)「筆が上手だったんでしょうかなあ」 中司廣志
(3)「西日本豪雨と私」 小山明子
(4)「わー!水が増えてきた、逃げにゃあいけん」 人見裕江
(5)「息子と生きた20年」 正保潤子
(6)「満州で敗戦を迎えた」 小山博子
(7)「16歳、朝鮮を引き揚げる」 文屋泉
(8)「新見機関区 出発進行」 佐藤伸隆
(9)「聞き書き人の会」に参加するまで」今井田貴子
著者プロフィール
- 聞き書き人の会
地域の歴史を、聞き書きを通して後世に伝えようと、2011年4月に発足。
聞き書きは、語り手と聞き手が対話を重ねて、語り手の人生や思いを「話し言葉(聞き書き言葉)で文章化」していく共同作業。
月1回の例会で「聞き書き」の技術を学び合い、記録(作品)をまとめた会員の作品集「聞く、書く。」を年に1回発行している。
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※上記内容は本書刊行時のものです。