愛だ!上山棚田団
耕作放棄地として手付かずで、荒れ放題になってしまった岡山県美作市上山の千枚田……。
その「上山の千枚田」が物凄いスピードで復活し始めた。
ムーブメントの中心は、都会で働く人たちが、コツコツと3年間続けてきた棚田再生活動だ。
本書は彼らの活動の記録の書であると同時に、混迷する現代日本の進路に一筋の光を当てる〈希望の書〉!
目次
第1部 英田上山棚田団の誕生
1│商社マンから農夫へ
静軒さんの決心
あこがれの晴耕雨読。のはずだった……。
グロロの悲鳴
2│英田上山棚田団(2007年の活動)
第1回協創ダッシュ村
草刈りから始まった
上山? どこやねん?
3│初めての田植え(2008年の活動)
水路掃除?村の共同作業?
初めての田植え
180 キロがずしり
地区住民との交流
4│棚田の姿が見えてきた!?(2009年の活動)
上山棚田再生事業
古民家「さいぼう庵」
草刈りに終止符を
野焼き
竹藪との戦い
5│石の上にも……(2010年の活動)
地域おこし協力隊…美作市の協力
援軍現わる!
地域のコミュニティスペース「いちょう庵」
6│ブレイクの予感(2011年の活動)
MERRY at 上山棚田(メリープロジェクト)の開催
フォト・ポエム「上山への旅」
第2部 棚田団のルーツ ー協創LLPー
1│英田上山棚田団は協創LLPのプロジェクト
楽しいことは正しいこと
「協創LLP」とはいかなる集団なのか??発足の経緯?
協創LLPポイントシステム
2│協創LLPの仕事術
オープン&フラットマインド
超バーチャルと超リアルの融合
インターネットと里山
3│協創する時代
仕事と稼ぎ
土着するということ
常識を疑え
限界を超えるために
第3部 限界集落からの出発
1│上山はどう変わっていくのか
棚田団が目指す地域再生
グリーンエネルギーという起爆剤
上山から何が起こるのか
2│上山から日本へ
縁脈
広がっていくつながり
3│協創LLP英田上山棚田団の活動に注目
各分野各氏からのコメント
「上山、大好き、惚れた!」―団員の声―
「がんばれ棚田団!」?応援メッセージ?
出版プロジェクトあとがき
メイキング・ストーリー(事実は小説よりも奇なり)
【引用・参照文献】
[付表 英田上山棚田団活動記録]
著者プロフィール
- 協創LLP出版プロジェクト
協創LLP英田上山棚田団は、大阪市西成区に拠点を置くLLP(有限責任事業組合)のプロジェクト名。
2007年9月から2011年1月までの3年4カ月の間に69回の活動を実施。
活動日数:約200日、のべ参加人数:約2000名の人たちが交通費自腹、手弁当で、約200キロ離れたこの里に訪れ、草刈、開墾、水路掃除、稲作などを行っている。
※上記内容は本書刊行時のものです。