歌集 朝の食卓
著者 | |
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発行 | 吉備人出版 |
仕様 | A5判 上製本 |
ページ数 | 302ページ |
価格 | 本体3,000円+税 |
ISBN | 978-4-86069-668-9 C0092 |
初版年月日 | 2022年3月1日 |
書店発売日 | 2022年3月11日 |
長年、公職を務めるなど、地域への貢献活動をしてきた87歳の著者が短歌のテーマにしたのは、老い、政治、自然の営みや何気ない日常、そして、妻や子ども、孫などへの思い──。
収録された786首には、ユーモアが散りばめられ、短歌づくりの楽しさが伝わってくる。
前作の「歌集 桜剣」に続き、8年間に詠んだ786首を収録。
目次
(抜粋)
孫の絵を居間にかざりつ妻の言う末はピカソかバンクシーよね
信をもちわれ道曲げず生きてきて自らの骨指で確かむ
「サオダケー」のやや間延びした売り声が人恋しさをつのらせる午後
散り落つるさくらの花の中に立つ時の流れを身に浴びて立つ
人の世の儚なきことをまだ知らぬ孫と並んで手花火をする
著者プロフィール
- 河﨑 展忠
昭和10年玉野市生まれ。
昭和33年早稲田大学卒業。
特別国家公務員となり参議院に勤務。
昭和38年岡山県議会議員に初当選し、連続8期。
昭和38年岡山地方裁判所調停委員(在職45年)をはじめ、数多くの公職・団体の役員を務める。
平成10年岡山県民共済を設立し初代理事長となる。
稲門会岡山県支部顧問。
著書に歌集『桜剣』(吉備人出版)など。
※上記内容は本書刊行時のものです。