見放さないその命
御津医師会の取り組みが全国のモデルになる!
2008年から〈フレンドシップの医師会〉から〈パートナーシップの医師会〉へと舵を切り、『夜間輪番制プログラム」「病診連携プログラム」など医療現場を守る7つの相互扶助プログラムを掲げた。
それは、高齢社会から多死社会への岐路に立つ地域住民の命と暮らしを守るための宣言だった――地域医療と地域医師会のあるべき姿とは何か、御津医師会10年の記録がそのヒントになる。
2017年、第69回保健文化賞を受賞した御津医師会(岡山県)の先駆的な活動とリーダーたちの熱い思い。
目次
著者プロフィール
- 御津医師会 記念誌編纂委員会
1947年新生御津郡医師会として設立。当時の会員は十数人から二十数人ほどの小所帯だった。その後の市町村合併により岡山市北部と吉備中央町の一部をエリアとし、エリア内の人口は約8万5000人。岡山県内では岡山市医師会、倉敷市医師会、津山市医師会に次ぐ規模。現在の会員数は120人。
「見放さないその命」編纂委員
菅波 茂(すがなみ・しげる)
1946年広島県神辺町(現福山市)出身。福山誠之館高校卒業。岡山大学医学部卒業。1984年岡山市北区楢津に開業。同年国際医療ボランティアAMDAを設立。2008年から御津医師会会長灘波 晃(なんば・あきら)
1947年倉敷市生まれ。倉敷青陵高校から岡山大学医学部卒業。倉敷成人病センターに6年間勤務後、大学の研究室に戻り、愛媛県今治市と周桑郡(現在は東予市)周桑病院に勤務。その後岡山中央病院に4年間勤務し、1989年岡山市北区横井に開業。専門は外科。2010年から御津医師会会長森脇和久(もりわき・かずひさ)
1949年島根県生まれ。島根県立浜田高校卒業、岡山大学卒業後、同大大学院へ進学。重井病院(倉敷市)に勤務。
1994年岡山市北区津高に開業。2012年から御津医師会会長駒越春樹(こまごえ・はるき)
1951年岡山市(旧御津町)生まれ。大阪医科大学卒業。岡山大学病院第二内科の木村教授の医局に入る。アレルギー性疾患(気管支ぜん息)専門。1989年岡山市北区御津に開業。2014年から御津医師会会長大橋 基(おおはし・もとい)
1954年生まれ。津山高校卒業。鳥取大学医学部卒業後、鳥取大学医学部第二内科に入局、その後、倉敷平成病院に3年間勤務
1994年岡山市北区一宮に開業。2016年から御津医師会会長御津医師会
〒701-1152岡山市北区津高637-6
電話086-259-3812
ファクス086-259-3813
ウェブサイトhttp://mituishikai.com
※上記内容は本書刊行時のものです。