どの色よりも逞しく
2016年「生き方の法則」で第1回永瀬清子現代詩賞受賞した著者の、『違う形の雲の下』(2016年12月)『新しい世界へ』(2017年7月)に続く第三詩集。
題名の「どの色よりも逞しく」は、農業に携わりながら詩作を続ける著者が、どんな仕事にも前を向いて取り組める人だけでなく、前に向くことが難しい人にも届けたいという言葉。
「自立」をテーマに、日々の生活、家族への思い、急死した仕事仲間への惜別をつづった。
目次
はじめに
マヤファーム
奇跡の玉ねぎ/私の椅子/予期せぬ台風被害/和/あなたの器
電車
良い一日でありますように/何処でも気の遣える人
ネオクリエイション
元義父
言われもできぬ哀しみが/ただひたすらに
娘
星の繋がり(遠藤 純花)/箱
ペット
心/ハムスターのプリンちゃん
日々の思い
どうか元気でありますように
/不甲斐ない女/紫陽花~あじさい~/廻り廻って/苛立ちはなくなった/変わり映えしない昨日から/あっちゃからポッ
謎
仕草/溜息/予感/心の底/喜怒哀楽が難しい/半信半疑/人生/今/常識
幸
あまのじゃく/アンパンマンに似ている私/お天道様の日の下で/笑顔/幸せを掴む
つべりんとこべりん
どの色よりも逞しく
途絶えることのない夢の中に/どの色よりも逞しく
仲間へ
桜が満開になる前に
終わりの言葉
著者プロフィール
- 遠藤 友紀恵
1974年 岡山市で生まれる
2015年2月 「玉ねぎの詩」 『現代農業』野良で生まれたうたに掲載
2016年7月 「生き方の法則」 第1回永瀬清子現代詩賞受賞
2016年12月 詩集『違う形の雲の下』発刊
2017年7月 詩集『新しい世界へ』発刊
[所属]黄薔薇、岡山県詩人協会
※上記内容は本書刊行時のものです。